四国八十八ヶ所 巡り 入門では四国八十八箇所の巡り方、作法、地図、霊場一覧などをご紹介しております。

2011年2月

お経について~光明真言

光明真言とは、真言宗において一番よく唱えられている真言で、大日如来の真言です。
古来より、光明真言の功徳は絶大であるというさまざまな言い伝えがあり、真言の王者であるとさえ言われています。
四国八十八ケ所のお遍路だけでなく、西国三十三観音霊場などの巡礼でも多くの方が唱えられています。

御本尊真言と同様にサンスクリットの発音で、日本語の発音に直されてはおりませんので、意味の分からない呪文のように聞こえますが、もちろんちゃんとした意味をもっています。

【光明真言】
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん

直訳では以下のようになるそうです。
「オーム、釈迦如来よ、大日如来よ、阿~如来よ、宝生如来よ、阿弥陀如来よ、光を放て、フーム」


そして、その意味は、次の通りです。
「心からお願い申し上げます。
宇宙におられ、遍照しておられる大日如来よ、その偉大な大いなる悟りよ、宝珠(智慧)と、蓮華(慈悲)の光明を差し伸べてください。
どうかお願いいたします。」


つまり、光明真言は、苦悩によって真っ暗な暗闇に落ち込んでしまった人々を、その暗闇から救い出す光明となる真言ということになります。

お遍路の旅を思い立たれた方の中には、人生の苦しみに悩んでいる方もおられると思います。
光明真言を、言葉の持つ真意を心にとめて唱えることで、苦しみも和らぐのではないでしょうか。
お遍路は心の旅でもあります。


お接待とは

お遍路の旅の中で、今までの生活とは一番馴染みがなく、そして最も心に響く慣習は「お接待」ではないかと思います。

四国では、お遍路さんは弘法大師あるいは仏様と同じとして扱われます。
お遍路さんに対して、食べ物や飲み物、あるいはお賽銭を差し上げたり、宿を提供したりする慣習を「お接待」といいます。
そして、お接待を受けたときは納札を一枚お渡しします。

「接待所」と呼ばれる建物は無料の休憩所であり、そこでは食べ物や飲み物でもてなされます。
また「喜根宿」は、自分の家を宿としたもので、お遍路さんはここで宿と食事のお世話をいただくことができます。
これらは、みな、見返りを考えない無償の行為で、私たちが日常使い慣れている「接待」という言葉の意味とは異なります。

お接待を受ける方は、基本的には断ってはいけないことになっています。
喉が渇いている時の飲み物や、お腹が空いている時の食べ物などのお接待は、誰でもありがたく受け取ることが出来るのではないかと思いますが、お賽銭として現金を渡されるときは、初めは動揺してしまう方も多いと思います。
今の自分に必要でないもの、大きすぎたり重すぎたりするもの、高額なものなどは、お接待を断りたくなるでしょうが、断るのはかえって礼を欠くことになります。

お接待には、お接待をする側の「お遍路の旅に出ることの出来ない自分の分もお参りをしてきてください」という気持ちも込められています。
また、お接待をすること自体が功徳を積むということになるとされています。
お接待を受ける側は、そういう意味も理解した上でお接待を受け、参拝する際にはお接待をして下さった方々の分までお参りをしましょう。



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