お遍路の心得と参拝作法
お遍路さんの心得をご紹介いたします。八十八箇所巡りは苦を伴うこともありますが、全ては弘法大師のはからいとおもい、心安らかに巡ってください。『心安らか』これが一番大切な心得と思います。
お参りする際の作法
その1 山門や仁王門に一礼して境内へ入る
その2 霊場へ入ったら、水屋で口をすすぎ、手を洗う
その3 鐘楼で鐘を撞く(ただし自由に打てるところのみで。また、帰りには絶対打ってはいけません)
その4 本堂向拝で所定の箱に納め札、写経を納める
その5 お灯明、線香、賽銭
その6 ご本尊に合掌し、読経(経本をひろげる)真言、祈願文、懺悔文、三帰文 三竟、十善戒、発菩提心真言、三摩耶戒真言、心経、十三仏真言、大師宝号、祈願、ご詠歌、回向文
その7 大師堂へ行き、本堂と同様に参拝する
その8 納経所で所定の納経料を支払い納経帖、掛軸 等に朱印をもらう(巡礼した証となり、全てそろうと大変美しくご利益がある、掛け軸は家宝にも)
十善戒
【一】 不殺生(ふせっしょう) >>>殺生することなかれ
【二】 不偸盗(ふちゅうとう) >>> 盗むなかれ
【三】 不邪淫(ふじゃいん) >>> 邪淫することなかれ
【四】 不妄語(ふもうご) >>> 偽りをいうことなかれ
【五】 不綺語(ふきご) >>>虚飾の言葉をいうことなかれ
【六】 不悪口(ふあっく) >>>悪口をいうことなかれ
【七】 不両舌(ふりょうぜつ) >>> 二枚舌をつかうことなかれ
【八】 不慳貪(ふけんどん) >>> 貪ることなかれ
【九】 不瞋恚(ふしんに) >>>怒ることなかれ
【十】 不邪見(ふじゃけん) >>> よこしまな考えを起こすなかれ
心得
第一信心に大師の御名を唱える。
専ら修行の心を持って巡拝する。
もろもろの生物を殺さない。
女にたわむれのことばなどかけない。
はらぐすりきつけ(保健薬)をもつ。
酒は飲まない。
同行者と口論なきようつつしむ。
身のまわりは軽く多額の金銭は持たない。
不必要な荷物は持たない。
食物の養生をする。
日のうちにはやく宿に入る。
夜中に宿を出ない。
(清水谷孝尚師著 『観音巡礼』より)
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