お経について~開経偈
お遍路の旅は、各札所を参拝してめぐる旅であるともいえます。
しかし、ややもすると、スタンプラリーのように納経帳を御朱印で埋めていくことだけに執着してしまい、本来の意味を忘れがちです。
参拝時に唱えるお経も、初めは恥ずかしいと思うかもしれませんが、お遍路の意味をもう一度考え直して、ぜひ納経も行うようにしたいものです。
そこで、お経についてまとめてみました。
唱える経文の意味を少しでも理解しておきますと、読経もそれほど難しくも面倒でもなくなってくるのではないかと思います。
【開経偈(かいぎょうげ)】
開経偈とは、お経を読むときに用いられる偈文(げもん)で、厳密には経文ではありません。
仏教を賞賛する言葉で綴られていて、お経を唱えるにあたり、仏教に出会えたことへの喜びや、自分が悟りを得ようとしている事の表明文のようなものであると言えます。
原文と、その読み方は以下の通りです。
無上甚深微妙法(むじょうじんじんみみょうほう)
百千万劫難遭遇(ひゃくせんまんごうなんそうぐう)
我今見聞得受持(がこんけんもんとくじゅじ)
願解如来真実義(がんげにょらいしんじつぎ)
現代語に直すと、次のような意味になります。
「仏陀の説かれた、最高にして深遠な教えには、気が遠くなるほどの、どれほどの長大な時間をかけても巡り合うことは難しい。
しかし私は今、仏教に出会ってその教えに触れることが出来た。
願わくは、仏陀の説かれた教えを理解し、体得したい。」
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